白玉5個と赤玉3個が入った袋から、無作為に3個を同時に取り出す。次の確率を求めよ。
(1) 白玉2個と赤玉1個が出る確率
(2) 3個すべてが赤玉である確率
確率の基礎問題です。ただし、確率全体を勉強するうえで、相当に重要な問題です。ここをしっかり押さえられるかが、その後の確率の学習を決めるといってもよいと思います。
もし「ノー勉」で確率のテストを受けたらどうなるか、想定してみます。(1)を例にすると、次のように考えるかもしれません。
まず、全体の選び方は、
(白, 白, 白)、(白, 白, 赤)、(白, 赤, 赤)、(赤, 赤, 赤)
の4パターン。そのうち、白玉2個と赤玉1個になるのは、
(白, 白, 赤)
の1パターン。したがって、確率は である。
これは間違いです。
色の内訳が4パターンあること自体は正しいのですが、この4パターンは同じ確率で起こるわけではありません。
ここでは、同じ色の玉どうしも区別して考える必要があります。見た目は同じでも、白玉には白1、白2、白3、白4、白5、赤玉には赤1、赤2、赤3と番号が振ってあると思ってください。
そのうえで、選ばれる3個の組を考えると、
(白1, 白2, 白3)、(白1, 白2, 白4)、……、(白2, 白5, 赤2)、……
となり、すべてを書き出すにはかなりの手間がかかります。(1)の条件に合う組合せも同様です。同じ「白玉2個と赤玉1個」でも、どの白玉・赤玉を選ぶかによって、異なる組合せになります。
そこで、計算によって求めます。ただ、その計算方法を自分でその場で思いつくのは、なかなか難しいと思います。また、計算方法を教わっても、すんなり「受け入れる」ことができるとは限りません。
最初はしっくりこない状態で学習を進めることになるかもしれませんが、これはしょうがないです。まずは、同じ色の玉も1個ずつ区別して考えることを押さえてください。具体的な計算方法については、解法メタで説明します。
本問題では、すべてを地道に数え上げるのは手間がかかります。したがって計算で解きますが、大きく分けて次の2つの方法があります。
① 分数の掛け算を使い、1個ずつ取り出すと考える方法
② 組合せ を使う方法
私が学生のときは、直感的に分かりやすいため①を使っていましたが、今思えば、組合せ を使う方法に慣れておけばよかったなと思います。
①では、玉を取り出す順番を区別して考えます。例えば(1)では、「白・白・赤」だけでなく、「白・赤・白」「赤・白・白」の場合も考える必要があります。この順番の考慮が抜けると間違いやすく、手間も増えます。
本解法では、順番を区別せずに選ぶ②の方法を紹介します。
(1)について、次のように考えてみてください。
白玉2個の選び方と赤玉1個の選び方を組み合わせるので、条件に合う場合の数は、2つの組合せの数を掛けて求めます。
あとは、それぞれを の式で表し、条件に合う場合の数を全体の場合の数で割ります。ここまで整理できれば、 の計算を機械的に行えばよいことになります。
全体の選び方は 通りで、どの選び方も同様に確からしい。
白玉2個と赤玉1個の選び方は 通りなので、
AI接続は次工程で実装予定です。
AIの回答には誤りが含まれる場合があります。ThinkingFlowの確認済み結果・最終解答と照合してください。
赤玉3個の選び方は 通りなので、全体の 通りで割る。
AI接続は次工程で実装予定です。
AIの回答には誤りが含まれる場合があります。ThinkingFlowの確認済み結果・最終解答と照合してください。
(1)
(2)